【海外起業】シンガポールで起業して2期目を終えた。決算でやることは? *ブログ毎日投稿69日目



起業してから2期目が終わった。


こんな人向けの記事

  • シンガポールで起業しようと思っている人
  • すでにシンガポールで起業して1期目の決算を迎える人
  • 現在起業準備で決算などの情報収集をしている人



上記の人はおそらく情報収集していると思うので、決算の参考になれば幸い。


2期目もあっという間だった

2018年7月


右も左も前も後ろもさっぱり分からないまま始まった僕のシンガポール起業物語。


あっという間に2年が経過した。


この間、最初は全く売り上げが立たなかったり、2020年に入ってからはコロナの影響で結構大きなダメージを受けた(今も受けているけど笑)けど、それでも2期目を終えることが出来た。


決算の結果は


『まっ赤っ赤の大赤字』





それでも良いのか悪いのか、あと50年自分で商売をすることを考えれば全く焦ってなくて、むしろ本質的にどんな商売がいかなる環境にも負けないのかを考えるとてもいい機会になっている。


結果は赤字なのだけど、その間とても多くのことを学び、そしてまだまだ数は少ないけれど消費者が喜んでいる顔を見ると強烈に嬉しいし、この数や輪を自分の周りで増やしていけるといいなと思っている。


まだまだ未熟な経営者。


それでも偉大な事業化を目指して少しずつ前に進んでいきたい。


シンガポールで2期目の決算

2020年6月末で2期目が終了して、決算を行う。


決算は会社にアカウンタントがいればその人に任せればいいのだろうけど、まだまだ規模の小さい会社は自分でやれることを最大限やった方がいいと思う。


理由は簡単。


自分でいろいろ調べると時間は使ってしまうのだけど、シンガポールでビジネスをする上で抑えとかなきゃいけないポイントが感覚的につかめてくる。


会計の仕組みだったり、助成金の引き出し方とかいろいろ学べることがあるので1年目は難しくても2年目とか是非自分も積極的にかかわって決算をやるといいと思う。*もちろん会計士さんとかと良好な関係を日頃から構築していることも大事なこと


うちの会社は2020年6月末で2期目が終了し、必要とする書類やどんなことをしているのかシェアしたいと思う。


決算で必要な書類

以下は僕が2期目の初期から期末まで、月毎に毎月ファイリングしてきた内容。


  • 従業員の給与明細
  • 交通費などの諸経費のレシート
  • 従業員の年金支払い記録(CPFの支払い記録)
  • 請求書
  • 銀行取引の月次の記録
  • その他上記に係るサポーティングドキュメント




上記の内容は月毎に整理しておいて、グーグルドライブに入れておくといいと思う。


実際、僕は毎月末の1時間を使ってこれらのドキュメントを整理してグーグルドライブに整理している。なぜなら1年目の決算の時に上記書類の提出を求められたときにとんでもない時間と手間がかかったからだ笑


毎月整理してあると決算時にはこれらをZipファイルにして、会計事務所に送れば後は処理してくれる。


会社の記録はどんなに細かいものでも取っておくことが、会社経営では大事だと思う。どれくらいお金が入ってきて、どれくらい出ているのかをしっかり随時確認していれば打ち手も見えるし、会社の方向性を考えることもできる。


会計事務所が行うこと

上記の必要な書類を準備して、会計事務所に渡したらあとは以下のことを行ってくれる。


  • Preparation of Unaudit Financia Statement
  • Annual Return Filing *Annual Return Filing *ACRA
  • Tax Filing *IRAS
  • Annual General Meeting
  • Estimated Chargeable Income (ECI)




このうちいくつかは自分でも出来るようなのだけど、不備がある場合ペナルティーを食らう可能性があるので上記は会計事務所(プロフェッショナル)に任せた方がいいと思う。


基本的に上記のアクションは期日がそれぞれ違ったりするので、それぞれの期日を会計事務所に問い合わせてしっかり把握しておく必要がある。こちら側から会計事務所を動かしてしっかり決算を済ませるという意気込みでやるのがいいと思う。


僕の場合はこの上記の決算に係る会計事務所への支払いはSGD600で済んでいる。


おそらく他にシンガポールで会社を経営してて、決算の依頼でこの額で済むと聞いたら耳を疑うと思う。


でもしっかり会計事務所の調査をして、下手なもの売りつけられなければ費用はぐっと抑えられる。


会計事務所選びで一番大事なのは『レスの速さ』と『素人に丁寧なスタンスか』がめちゃめちゃ重要。ただ日系の会社に頼っていればいいと考えてるなら、たんまりとコストが無駄にかかっていることを意識しよう。


これから決算の完遂に向けて

上記の必要書類を準備して、会計事務所に決算の依頼を終えたらあとは適宜、会計事務所からサインをしてほしいというドキュメントがいくつか来るので、その中身をしっかり精査してサインをしていく。


ここでサインをするときは必ず隅々まで目を通すこと。


会計事務所が完璧に仕事をしてくれると思わずにしっかり、数字や疑問点を洗い出して適宜会計事務所に質問しよう。


彼らも人間。ミスをすることは往々にしてあるので。


まとめ

冒頭でも書いたけど、無事にシンガポールでの起業から2期目を終えて決算を行っていくのだけど、今回は決算に必要な書類と、何を行う必要があるのかをシェアしてきた。


これ以外にもまだまだシェアできることがあれば、将来のシンガポール起業を考えている人にとって有益な記事になるように頑張って書き続けていければと思う。


何はともあれ既に3期目に突入している。


3期目は状況や環境はなかなか難しいけど、これを楽しみながら飛躍の一年にしていければと思う。


事業家の皆さん共に頑張ろう!