今日は時計について。
スマートウォッチにはない風格
先日こんな記事を書いた。
XiaomiのMi Band 4。
最近は新しくMi Band 5も中国ではすでに発売されていて、それ以外は7月かららしい。
僕が使用しているのはMi Band 4なのだけど、バッテリーも20日程持つし、どの通知ももれなく教えてくれるし、エクササイズ(僕の場合はランニングがメイン)シーンもいろいろと設定できてトラッキングできるので、時計以上の役割をこなしてくれるこういったスマートバンド・スマートウォッチはとても便利だ。
今ではApple Watchを筆頭に、SAMSUNG、Huawei、Fitbitなど様々なプロダクトがあり、どれも健康意識をすごく意識し、最新のライフスタイルに合った
『時計の常識を大きく超えた日用品』
がいろんな世代で利用されている。
時計の本質はそのレガシーさにある
だがこれまでは、時計というものは基本的に一つの機能を備えたすごくレガシーなプロダクトだった。
『時間を把握する』
この機能だ。
そしてこの機能を中心に多くの職人たちがこぞって、我こそはというような時計を世に送り出し、これまた多くの人が『時計』というものの価値を非常に高く評価していった。
ロレックス、ウブロ、IWC等様々なブランドがあるが、こういった高級時計はただ保持するということではなく
『投資』
としてもその存在を確立している。
僕は特に時計に詳しくもなければ、興味があるわけではないのだけどそういった高級時計にはスマートバンドやスマートウォッチにはない
『風格』
と
『威厳』
があるように感じている。
すごく抽象的な表現なのだけど、スマートバンドやスマートウォッチは使えば使うだけ古くなると『チープな感じに見えてくる』し、どうしてもそのプロダクト自体が一過性のものになってしまう。
もちろん人によっては10年以上使う人もいるのかもしれないけど、その割合は圧倒的に低いと思う。
一方で上で触れた高級時計は、時間がたてばたつほど傷や劣化が何とも言えない味を出してくれ、
『時間を把握する』
この機能に特化し、無駄なものを一切そぎ落とした高級時計はどの時代でも人の所有欲をくすぐり、同時にステータスを誇示し、この先も一生なくならない
『風格』と『威厳』
を保ち続けるのだろうと思う。
僕が唯一持っている時計
僕は本当に時計には詳しくないし、興味もないのだけど 僕がシンガポールに行く前に父がくれた時計がある。
父が30代になり、母とお揃いで初めて買った高級時計。
(ちなみに母はすでにその時計をなくしている。笑)
OMEGAのとてもシンプルで、いかにも昔の古臭い感じがたまらなく気に入っている。
この時計はすごくオールドファッションな表情をしているのだけど、僕はそれがめちゃめちゃ気に行っている。
ネジ部分にもOMEGAのロゴ。
背面は高級時計には良くみられる機械式ムーブメントが見える仕様ではなく、もうこれ以上シンプルにならないってくらいシンプルなデザイン。
父が利用しているころを含めてもう30年以上になるが、今でも全く問題なく使える。
20代の頃は
『ちょっとおじさん臭くてダサいなー』
と思っていたのだけど、30も半ばになってくると少しは似合う感じになってきたんじゃないかなと思う。
スマートバンドやスマートウォッチ程高機能でもなければ、利便性もないけど一生のうち1つは自分も子供にあげられるようなこんなレガシーな時計を見つけたいと思う。
皆さんも今一度時計の存在を見直してみてはいかが。
今回シェアしたプロダクト
当然父から譲り受けた時計はもう販売していないのだけど、とても良く似たレガシーなデザインは少なからずある。