海外に移住したいという人に読んでもらえると嬉しいです。
日本に住んでいる人で、将来海外に住みたいと思っている人は少なからずいると思う。
特に子供を育てる立場になると余計に思うのかもしれない。
そこで今回はタイトルにもある通り『海外生活の向き不向き』について書いてみます。
ただ漠然と書いていっても誰の参考にもならないので、それぞれの項目を3つずつ話していこうと思う。
そしてこの記事は僕がヨーロッパと、オセアニアと今いるシンガポールで暮らしてきて実際に感じてきたことを独断的に話しているものなので、全てがそうでないということ前提で笑
海外生活のGoodポイント
1つ目は、
「他人の目を気にしない」「他人の人生に興味ない」
ってこと。
これは厳密にいうと気にはなるんだけど、日本のそれとはまったく違う性質であると思ってます。
それぞれヨーロッパ、オセアニア、アジアと住んでみて感じる共通のことは
「自分は自分、他人は他人」
ってこと。
他人の中にはもちろん友人も入ってます。
日本には「和の文化」がありますが、究極他人のために生きている人なんてゼロだと思う。
もちろん家族や大切な人には興味津々なんだけど、それ以外の人がどう振舞おうが、どう発言しようが、別にあなたがいいならいいんじゃない?っていう感じ。
この感覚は海外に住んでて一番いいなと思う点である。
ほとんど見かけることがない、
「他人の人生に興味深々」
な人たちを。
2つ目は、
「多様な価値観に触れられること」
これはすごく抽象度が高いので、何とも言いづらいのだけど、世界中を見ると単一民族国家(厳密にいうと単一民族国家はこの世に存在しない)よりも、圧倒的に多民族国家の方が多い。
ここでは日本を単一民族国家とすると、良くも悪くも同じ考え方、同じ習慣、同じ文化のもとで暮らしているので、一人が違う考え方を持っていたりするとなかなか受け入れられなかったりする。
九州のど田舎出身の僕が海外に行くといった時は、そりゃーもう親族一同、友人一同「お前何考えてんだ?」っていう感じでしたし笑
その言葉の裏には当然、外国に出るっていう考えや、文化が周りにないからで至極必然的な言葉であると思う。だからそれが悪いとかではなくて単一民族国家では違った考え行動が受け入れられづらいと。
その点少なくとも僕が住んだ国々は町を歩けばいろんな肌の色がいたし、バーに入ればどこの国かもわからないような人と友達になる機械にも恵まれて、全然違う考え方に触れたり。
その根底には、
「人はそれぞれ違って当然」
っていう考えがあると思う。
日本にももちろんあるんだけど、外国のそれはより強く色が出ているなと。
その考え方が根底に強く根付いてるから、多様な価値観、考え方に触れたときも、それが「良い」「悪い」ではなくて、「そうなんだ」で終わるし、考えが違うときは意見をぶつける。
多様な価値観に触れると、新しい自分を発見したりするし、新しい世界を知ることが出来るので、やっぱり多様な価値観に多く触れられるっていうのはすごくいいことだと思う。
後はそれを自分でどう取捨選択するかだけ。
3つ目は、
「好きな場所で生きていける」
ってことでしょうか。
これはGoodポイントになるかわかりませんが、一度外国に住むと「住む場所、働く場所は必ずしも日本じゃなくていい」っていう感じなりました僕の場合。
もちろん日本が一番好きだし、生活する上で便利な国は日本だと思っていますが、いつでもそこには戻れるし、今は「好きな場所で、好きな仕事をしていたい」と思っています。
海外で生活する上では上記3つがGoodなポイントかなと思っています。
海外生活のBadポイント
1つ目は、
絶対これ笑
「美味しい日本食が気軽に食べれない」
これは海外在住日本人だとあるあるだと思いますが、美味しい日本食を食べようと思ったらちょっとお金出さないといけませんし、ちょっとお金出したからと言ってそのクオリティーが日本のそれかといえばまた別の話です笑
なので総じて帰国して最初に食べる日本食はどれもおいしく感じます笑
ですがシンガポールを含め僕が住んだ国々にも美味しくて安い日本食屋さんはたくさんできているので、昔に比べるととてもいい環境にはなりました。
シンガポールは空前の日本食ブームもあり、いろんな日本食レストランが出店しています。
ラーメン、カレー、焼肉、うどん、てんぷら、刺身、鮨等何でも結構高いレベルで食べられます。
もちろんその分ローカルの値段比べて高くはなっちゃうのだけど。
2つ目は、
「滞在の可否は全てビザに依存する」
ってこと。
外国人として外国に滞在するには必ずビザが必要になります。
学生ビザであったり、労働ビザであったり、ワーホリであったり。
そして僕の周りでもこのビザによって帰国を余儀なくされている人たちを多く見てきました。
ここでは労働ビザの話をしますね。(こちらの記事も参照してください)
ビザの発給プロセスざっくり2つあって基本以下です。
<まだ労働ビザを持っていない場合>
➀面接
↓
➁企業がオファーを出す
↓
③ビザ申請する
↓
④政府が許可する
<すでに労働ビザを持っている場合>
➀雇用企業がビザ延長のオファーを出す
↓
➁ビザ延長申請する
↓
③政府が許可する
これはいずれにしても最終的に政府(国)がビザ発行を許可しないとだめなんです。
もちろん結果を出さなければ、日本みたいな終身雇用の慣習はないのでサクッと「今月までね(^^)/」って感じでクビになります。
自分がどれだけ長くいたいと思っても、そしてどれだけいい条件でビザ申請しても最終的には政府が決めるっていう、不可抗力に従うしかないのです。
なので海外で生きていくとすれば「結果を出していく」ということは必ず求められることになります。
でもあまり堅く考えないでください。
結果出してなくてもぬるーく仕事している人はいるので笑
3つ目は、
「村社会が出来る」
海外にいるとどうしても孤独を感じることは多いので、日本人でミートアップみたいなのをしたり、駐在員であれば駐在員同士や、その奥さん方などで輪が出来、その中でいろんないざこざが生まれるっていう笑
これは人にもよりますが、そういう輪の中にいて健全に楽しそうにしている人をただの一度も見たことがないです笑
外国にいながら日本社会を持ち込む人はすごくいるので、そういった中に入ってしまうと完全に負のスパイラルに入ると思います。
たまにカフェに行って隣が日本人の奥様方だったりすると、こいつらまじかみたいな人たーっくさんいるので笑
僕はこういう集団が死ぬほど嫌いなので一切関与していませんが、それでも十分楽しく生活できるので、もし海外生活するようなことがあれば皆さんも取捨選択気を付けましょう。
海外生活の向き不向き
バーっといろんなこと書いてきましたが、最後に海外生活の向き不向きをまとめていきましょう!
まず海外生活に向いている人はこんな感じの人だと思います!
➀ チャレンジ精神があって好奇心旺盛な人
➁ 野心のある人
③ 自分を客観的に見れる人
上記のような人は海外生活に向いていると思います。
もちろんこれ以外にもたくさんの要素がありますが、上記3つがないと現実的に海外生活は難しいと思います。
「この国好きだからここにすもーっと」って感じで許可は下りないからです。
そのためにはビザが必要だし、ビザを得る・維持するためには上記3つは必ず必要な素養だと思います。
そして海外生活に不向きな人は
➀ あまり変化を好まない人
➁ 作り出すことがあまり得意でない人
③ 他人との違いを恐れてしまう人
僕もそうですが、日本人はどうしても人と違うことを周りの人はマイナスに考えてしまう傾向はまだ少なからずあるし、出る杭は打たれるみたいなこともあると思います。
そして海外生活においても「周りと違うことを恐れる」とか「何か価値を見出していく」という思考が巡ってしまう人は少し難しいかもしれません。
でもこれはあくまで独断と偏見です。
皆さんがチャレンジするように僕もチャレンジしていきたいと思いますし、一人一人の人生が豊かになるようにこれからもシェアできること(僕個人の意見)は発信していきたいと思います。
最後に海外で生活することを想定した上でどんな国が自分に適してるんだろうっていうことを知る上でこの本はすごく役に立つと思います。