世の中には人生を変えるような出来事や、人に出会うことがあると思う。
そして概ね自分が目指しているものが、その出来事や人に出会ったことでそれ迄よりも明確に前に進んだとき、『人生・考え方が変わった』という結果に至るのだと思う。
そしてその出来事は、人生を通じて多く起こることではないとも思ってる。
そうしかるべきだと思ってもいる。
僕は父が事業家であることから、物心ついた時からいつかは親父みたいに会社を作って、お金持ちになるんだ。そんな感じでいた。
でも年齢を重ねていくうちに、昔のような強気な心はどこかに行ってしまいかける。
『現実は甘くない』『一流企業に勤めることが安心だ』『実績もないのに出来るはずない』
いつしかこういう周りの言葉につぶれかけてしまうから。
大学3年になると、周りの友人はせっせと就職活動をはじめ、早い人は卒業1年以上前から既に内定をもらっている人もいた。そして僕はというと、就職活動は一切しなかった。そういう周りの人たちを見ていてすごく違和感も持っていたし、どこかで周りと一緒になりたくないという感情を持っていた。
僕は父が事業家であることから、物心ついた時からいつかは親父みたいに会社を作って、お金持ちになるんだ。
こんなことを思っていたから。
でもいざ卒業が近づいてくると自分だけ進路が決まらない中で、次はどうするんだというときに、まさに一つの本に出会った。
そこに書かれている一言一句が当時の僕には強烈に刺さった。
『誰の他の人生でもない、自分の人生を全うする』。
『自分の人生に対してビジョンを持つ』。
その本を読んで、心に秘めていた『世界を相手にビジネスをしたい』という思いは明確になった。
そして僕はそこからずっと外国に住み、今はシンガポールで起業し、まだまだひよっこだが一経営者となった。
まだまだいろんな夢があるけれど、それを一つずつ、そして圧倒的なスピードで達成していきたい。
そして立ち止まったときには、『志高く』、この本に立ち返ろうと思う。
自分の人生に悩んでいる人には、すごく刺激になる本だと思います。
次元が違いすぎて圧倒されるけど、一人でも多くの人が、自分らしく生きられるようなきっかけを得られる一冊になると思います。