先日シンガポールの友人とハイキングに行ってきたお話。
場所はHarbourfrontのすぐ近く
今回妻の友人で、すごく親しくなったシンガポール人の友達に
『まだ行ったことがないところでシンガポールを探索しよう!』
と誘ってもらい、いろいろ検索したところとても興味深い場所を見つけたので行ってみることに。
その場所はHarbourfront駅、Vivocityのすぐ近くだ。
そしてこの駐車場の一角に今回訪れた場所の入り口がある。
一歩踏み入れるとそこはジャングル
友人と車を止めた駐車場の一角に、全く目につかないハイキングコースの入り口がある。
『ん?』
『どこ?』
『どこだ?入り口』
とハイキングの格好をした人が吸い込まれている場所まで近寄ってみると、なんと木の陰に入り口があった。
これはもはや入り口というより、誰かがぶち破ってそれがいつの間にかハイキングコースになっている感じ。
そこから一歩中に入ると、そこは
『あっという間にジャングル』
そして歩いて1分ほどのところに早速興味深いものが見えてきた。
『バンカー』だ。
これは戦争の時に利用されたもので、防空壕になっている。
おそらく日本軍が攻めてきたときにシンガポールの人たちはここを利用したのだろう。
少し心が締め付けられる思いがしたが、中に入ってみることに。
中は中地下みたいになっていて、当時のままの様子が残されている。
シンガポール人の家族を持つものとして、こういったものを見るのは心が痛いが、僕は知ることの方が大事だと思っている。
このような空間に実際に行ってみることで、この国の人に敬意を払っていきたい。
そして防空壕を右手に見ながら左手には、道が繋がっている。
かなり急だ。
ここを訪れるときは絶対に動きやすいスポーツシューズや登山靴がおすすめだ。
登り切って少し進んでいくと、道路が現れた。
道路まで出たら左手に進んですぐに右の道路に入る。
大きな木を左手に進んでいくと、またジャングルに入っていく。
この道はかなりぬかるんでいて滑りやすい。
そして道なき道を更に進んでいく。
途中には昔使われていたのであろう水路みたいなものもあった。
そしてこの水路の奥に奥に進んでいくと、何とも言えない素晴らしい景色があった。
かつてここは占領軍が泳いだりしていたらしい。
そしてこの景色を右手に進んでいく。
このジャングルの土は絨毯みたいに柔らかくて、めちゃめちゃ肥沃な土壌で植物たちが育つには最高のコンディションだ。
道中では小さい子供たちにもあって、同じ道を歩いてきたのかと思うとたくましさを感じる。
欧米系の子供とアジア系の子供たちが同じグループで歩いていていかにもシンガポールらしさを感じる。
更に歩みを進めていくと、信じられないくらい大きな木にわんさか出くわす。
そして赤煉瓦の階段が現れる。
このレンガは『Aexandra』と言って、イギリスの占領時代からある会社のレンガなんだって。
そしてこの階段を登り終えると、ぼんやりお墓のようなものが見えた。
そこにはかつてシンガポールの造船事業に従事した小本さんという兵庫県出身の方のお墓があった。
*いろいろな情報がお墓に書いてある
英語で情報を集めてみると、彼は現在の東京大学を卒業後、1942年に来星し過労死でなくなったということだった。
それ以外の情報はなかなか見つからず。。。
何でここにお墓があるんだろう。
かつてここは開けた土地で、ここに家族と一緒に住んでいたのかな?などと想像を膨らませた。
敬意をこめて一礼しその場を去った。
そしてこのお墓を正面に右手に歩みを進めていく。
引き続き結構険しめのジャングルだ。
そして歩くこと10分ほどでケーブルカー乗り場が見えてきた。
ここからは海手の方が一望できる絶景だ。
登り切るとケーブルカー乗り場が現れ、ハイキングは終了。
シンガポールにもまだまだ知らないコトばっかり。
そして日本人として、シンガポール人の家族がいるものとしてこういった歴史的な勉強はいつもしていきたいし、それを知ることで敬意を払っていきたい。
今回誘ってくれたD君とはこの後お酒を飲みながらご飯を食べ、いろんな話が出来、本当にいい週末を過ごさせてもらった。
感謝。
ぜひまた一緒に行こう!!!
皆も是非歴史の勉強も兼ねていってみては?
それではまた明日!
今回訪れた場所
<場所>
Japanese Tomb
<住所>
11 Keppel Hill, Singapore 098686
<Web>
https://remembersingapore.org/2016/03/06/japanese-tomb-mount-faber/amp/
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