今日は本日6月2日~自粛解除が始まったよというお話。
これまでの経緯
2020年1月23日
シンガポールで最初のコロナ感染者が公式に確認。
まさにチャイニーズニューイヤー(旧正月 *シンガポーリアンチャイニーズにとってのお正月)の直前でした。
僕の家族もそれに向けていろいろな準備を進めていたわけですが、コロナの影響で親戚同士の集まりなども全てキャンセル。おそらく今回みたいなケースで旧正月を祝うことが出来ないのはシンガポールの歴史上なかったんじゃないかなー
そして自粛の要請が政府から出るまでも、マスクの着用や、手の消毒がいたるところで行われていたりと、民間レベルでの感染対策は常に行われていて、感染者の伸び率も緩くいろんな国から称賛されていたのもつかの間。
感染者が一日で700人とか900人とか確認されるようになりました。
<2020年4月3日>
国のリーダーであるリーシェンロンが2020年4月7日からの自粛要請を発表。
(2020年5月4日まで *シンガポールではロックダウンと呼ばず、サーキットブレーカーと呼称しています)。
この時点でレストランなどもテイクアウトのみ、デリバリーのみ、学校はインターネットを使ってホームラーニングの形で実施。もちろんオフィスで仕事していた人も、そのほとんどが自宅で作業をするように。
しかし感染者の数は伸びる一方で、『アジアの優等生』と言われてたところから、一気にアジアの中でも感染者の多い国となってしましました。(現在ではサウジアラビア、パキスタン、カタール、バングラディシュに次いで5番目)
<2020年4月21日>
再度リーシェンロンから、メディアを通じて2020年6月1日までの自粛要請延長を発表。
最初の自粛要請から5月4日を待たずして、迅速に自粛延長を決定。
このあたりは素晴らしい即決だなと。そして一番の目の付け所は、2020年6月2日現在の感染者は計35,292名ですが志望者数は感染者の数に対して非常に少ないといえる24名。
この結果は医療崩壊に回避に成功し、シンガポール人の規律の良さと、医療制度・質の高さを証明した結果になったんじゃないかなと。
もちろん24名以外にも世界中でまだ苦しんでいる人がいるし、死者数も増え続けているので引き続き地球人全員で対応していかなければいけないなと思います。
シンガポールでは実際誰が感染してるの?
大きく4つに分かれているといわれています。
2020年1月23日、最初にシンガポールで感染が確認されたのは、シンガポールを訪れていた武漢からの旅行者でした。そしてそれ以外にも中国からの旅行者からコロナウイルスが13件確認されたといわれています。
そして最初にシンガポール人の感染が確認されたのは2020年1月31日、これも武漢からの句国者でした。
2つ目に、2月から3月にかけてクラスターが発生し、少しずつ感染者の数が増えていきました。もちろんこの時点でシンガポールはマスクの着用や、消毒な度を徹底するような対策は打っているのですが、このクラスターが起き始めてから少しずつ増加していきます。
3つ目。次に3月あたりから、すでに感染している国から旅行もしくは出張などから帰国したシンガポール人およびシンガポール在住者がウイルスを持ち込んでしまったといわれています。そしてこのころから感染者数の激増の予兆を見せ始めます。
そして4つ目。ここで感染者数は激増しました。感染者は主にワーカーと言われる出稼ぎ労働者の方々の感染です。彼らは決して広いとは言えない寮の一室を複数人で共有しているため、ソーシャルディスタンスを確保することが難しく、感染者が一気に増えました。
現在は一日の感染者数が400~500名(2020年5月31日、6月1日)と少しずつ減少傾向にあります。
本日6月2日から
シンガポール政府は6月2日から3段階に分けて、少しずつ活動の自粛を解除していく予定。
ジェトロさんが詳しくこちらで説明してくれています。
簡単に抜粋すると、6月2日からは理容・自動車修理・幼稚園、公立の小中学校は卒業学年を除く学生が1週間交代で登校という感じになります。
そしてこれが約2週間うまくワークして、感染者の数をうまく抑えることが出来れば次の段階に移行して、そこでは飲食店、小売り、学習塾などが再開可能で、3段階目になると事業の再開、イベント、集会(モスクでの集まりなど)が可能になります。
感染者の数をうまく抑えることが出来れば→この基準が明確に見つけられなかったので知っているかたぎればコメント欄で教えてください。
今日のシンガポールの近所の様子
朝から昨日までより人通りは多くなっています。
ホーカーセンターではまだ席にはシートがかぶせてあります。
完全に以前の日常を取り戻すのはもう少し時間がかかりそうですが、少しずつ前に進んでいるはずです。
まとめ
今日から第一段階の自粛解除が始まり、少しずつ経済が動いていくわけですが、まだまだクラスターの発生のリスクはどこにでも潜んでいるのと、第二波が起こるも起こらないも人類全体でマネージしていく必要があると思いますが、まずは個々人で出来ることから。
僕の会社もだいぶ影響受けているので、いろいろなビジネスを思案しながら生き抜いていかないなと思うこの頃。
それではみなさんStay Safe。
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