朝一、シンガポール人の妻に言われました。
『髪伸びたね、切ってきたら?』
そろそろ切らないといけないなと思いながら昨日、ちょうど近くのショッピングセンターにあるしゃれた美容室前を通ったのですが、5月22日まで閉店(自粛規制でお客さんがほとんど来ないからだと思う)とのこと。
そこで以前お店の前を通ってばっちりレガシーな床屋があったのを思い出し、いざ行ってみることに。
このお店どれくらい前からあるんだろうというくらい、写真からは伝わりづらいですが、歴史を感じさせる床屋です。
Gents Hairdressingっていうネーミングから対象客は男性だけなのでしょう。
写真をたくさん撮れれば良かったのですが、お店のオーナー?っぽいおじいちゃんたちが2人いて、両人年齢はおそらく70歳以上でしょう笑 がいたので、遠慮してあまりとれませんでした笑
両人とも微動だにせず、読んでいる新聞を置こうともせず1分後くらいに、鼻で
『其処に座れ』
的な笑。
こういうレガシーな感じと、おじいちゃんたちのこういった振る舞い全然嫌いじゃないので、むしろワクワク感笑
そして着席。
分かりづらいですが、店の中にあるすべてのものに歴史を感じざるを得ない装飾でした。
そして、散髪用のエプロンが
ビニールの包装をセロテープで繋げた感じのテッロテロエプロン笑
分かります?こんな感じのやつ笑
好きだよ、おじいちゃん、こういうの笑
とどめに、そのエプロンを留めるのはこれ。
三十数年生きてきましたが、こういうスタイルは初めて。
でもこういう感じ昔の雰囲気があってすごい好き。
きっと、切った髪の毛が、どーんどん入っていきますよ、首から。笑
そして、バリカンで強めに攻めていただき、調整のすきばさみをちょちょいと。
その間僕は店内の装飾に目を移す。
『どうにでもしてください』w
そして散髪も終盤に差し掛かると、
おじいちゃんは昔の懐かしいカミソリとスプレーを取り出しました。
(基本箱に入っていたカミソリの箱とかは床にぽーっい。)
そうです、生え際の部分をきれいに仕上げるのです。
まずはバッサーと髭剃り用のスプレーを髪の毛の生え際の部分に撒いていただいて、
いざ、剃髪。
そしていつぶりでしょうか、もみあげの部分にカミソリを合わせてくるじゃありませんか。
そう、アイビーカットにしてくれるんです。
小学校ぶりです、もみあげをバッサーと剃られたの。
僕がいつもおふくろに連れられて行っていた、サロンド平澤のおじちゃんのそれを思い出します。
いやだと言ってるのに、もみあげを行っちゃう感じ。
でもここは子のレガシーな感じを堪能する場所。
そして仕上げに、いつ掃除したのか分からないようなミニほうきで、ササっと顔面から首まで掃除していただいて、
とどめにシッカロールを。
おかげでしっかりシンガポール男子の髪形になりました。
おじいちゃんありがとうございました。
お代は10SGD(約750円)。
皆さんもシンガポールに旅行に来たら、通常とは違う散髪体験、思い出に行ってみてはいかがですか?
僕は間違いなくこれからここで散髪するつもりです、こういう雰囲気の床屋はないので、すごくいいです。
安いし、昔の古き良き?雰囲気が好きなので。
<お店>
Soon Lee Huat Gents Hairdressing Salon
1 Tanjong Pagar Plaza, #02-18, Singapore 082001
6221 8201